Information Managment Magazine
SEPTEMBER/OCTOBER 2014

2014年9月/10月号のInformation Management Magazineの要約

本号は、世界中の政府機関、企業そして消費者の間で高まっ ているプライバシー問題について特集しています。最近発生したホームデポでの6,000万人とも言われている大規模なクレジットカード情報漏えい事件が示 すように、サイバー犯罪は脆弱な情報への攻撃の手を緩めていません。ビジネスウイークのインタビューによると、現在のレベルに較べて桁違いの数のサイバー セキュリティ専門家の必要性が明らかになった。

記事によると多くの企業は内部人員を教育してこの要求を満たそうとしている。このことは、情報ガバナンス能力を高めたいと考えている記録と情報管理専門家にとって非常に大きなチャンスである。本号はこのような考えを持つ方を支援するいくつかの記事を提供します。


プライバシーをECMのデザインに組み込むことでポリシーとのギャップを無くす

Norman Mooradian, Ph.D.

本稿は個人情報への法的要求をもとに電子コンテンツマネジメント(ECM)ソリューションの調達仕様を考えるための枠組みを提供しています。

「スーパーデータマップ」作成の6ステップ

Mark Diamond

情報の存在場所や情報タイプ、どのように使われたか、作成者やアクセスした人などのメ タデータのキャプチャだけでなく、記録リテンションスケジュールと共に法的、コンプライアンス、プライバシーその他のIT属性を統合する「スーパーデー ターマップ」を作ることで、独立した、単一目的のデータベースを構築する場合よりも、リスク低減、コスト削減とメンテナンスが容易になります。

eディスカバリーの観点から、バックアップをテープからディスクに変更する場合に考慮すべきこと

Veeral Gosalia, Antonio Rega, and Matt Shive

通常テープにバックアップされたデータは検索がコスト、労力などが過度に高いという理由でeディスカバリーではアクセス不能と考えられてい る。現在バックアップにディスクベースのシステムを用いることが多くなっているが、バックアップデータがアクセス不能である、という常識は再検討る価値が ある。

一般的に認められた記録管理の原則(GARP®)シリーズ

プライバシー保護の原則

Julie Gable, CRM, CDIA, FAI

パー ソナル情報のハッキングや盗難対策は、プライバシー情報の収集、保存、移転、リテンションと処分を管轄する法律を念頭に置き明確に定義されたポリシーと、 プライバシー保護の責任者を任命して初めて有効である。よく知られている2組の原則は、組織が行うべきこと、何をどのような順番で行うかについての出発点 を与えます。一つは一般的に認められた記録管理の原則(GARP)で、もう一つは一般的に認められたプライバシーに関する原則(GAPP)です。

GAPPは米国公認会計士協会とカナダ公認会計士協会により開発されたもの。

RIMの基本シリーズ

ハッカー攻撃から守るために組織が行うべき10のアドバイス

John J. Isaza, Esq., FAI

ハッキングされるという恐 れが情報ガバナンスとデータ保護のプロセス、手順と技術の重要性を再認識させる。本稿は情報セキュリティに責任を持つ上級役員を任命することの重要性と、 情報が適切に保護されていることを確信出来るための活動についての10のアドバイスを提供する。

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