Information Managment Magazine
MARCH/APRIL 2015

2015年3月/4月号のInformation Management Magazineの要約

「メ トリックス」、「ベンチマーク」、「重要業績評価指標(KPI)」、「計測」、「標準」、など、どのような用語を使っていようと、それらすべてを確立し、 遵守することが期待されている。結局、しばしば引用され、色々な形で表現される金言「測定出来れば実行出来る」の通りである。

一方、アインシュタインが言っているように「数えられるもの全てが大事なわけではないし、大事なもの全てが数えられるわけではない」ように、正しいものを 計測することが重要である。本号のいくつかの記事では、情報マネジメント(RIM)プログラムの成功を確実にするために、正しいものを正しい方法で計測す ることの助言を提供します。

GARPシリーズ

記録の監査を設計する: コントロールベースのアプローチ
Andrew Altepeter

情報ガバナンスプログラムへのコンプライアンスを監査するためにコントロールベースのアプローチを用いることは、スコープの明確化、適切なステークホルダー間のコラボレーション、知見の数値化、是正の進捗の可視化などに効果がある。

GARPシリーズ

ミッションクリティカルなビジネスプロセスをアウトソースするための原則
Julie Gable, CRM, CDIA, FAI

ミッ ションクリティカルなビジネスプロセスをアウトソースする場合、そのサービスプロバイダーが単純に組織の情報を保管するだけでなく、高度に自動化した作 成、処理、活用プロセスを持ち、自社の情報が適切にマネージしていることを確実にするために特別の努力が必要である。本稿はどのようにして運営するかについ ても議論している。

クッキーの筋道: IG専門家がパンくずを追う理由
Mark Grysiuk, CIP

情報ガバナンス(IG)専門家は、革新するオンライントラッキング技術を理解し、彼らに課された、組織がプライバシー法や規制に準拠することを確実にする役割を果たさなければならない。本稿は技術の概要と、IG専門家が果たすべき役割についての助言を提供する。

Business Maggers Sub-feature

電子記録保管保護を評価するチェックリスト
ARMA International Standards Development Program Workgroup

本稿は、ARMAインターナショナルの「技術レポートRT26-2014、電子記録保管技術を理解する」から3つのチェックリストを引用している。組織の記録がサードパーティ記録保管サービスプロバイダーによりどのように保護されるかの評価について助言を与える。

書評

包括的情報ガバナンスリソース
Robert Bailey, Ph.D., CRM

情報ガバナンスはRIM関係者の間で熱く語られている。IGに関する情報はblogやWebなどさまざまな場所に溢れている。「情報ガバナンス: コンセプト、戦略とベストプラクティス」の著者ロバートスモールウッドは、情報ガバナンス専門家試験を目指している学生、記録と 情報マネジメント専門家とIGに関心のある上級役員向けに、高度に、明確に、そして簡潔に、情報ガバナンス(IG)についての助言を提供す る。

競争力アップのためにビックデータを活用する
Mary Broughall

「デ コーデッドカンパニー: 顧客を知ることから、自社の従業員の能力を高める」、著者は、持続的な競合優位の鍵はデコーデッドカン パニーになることだ。ここでいうデコーデッドカンパニーとは、従業員を取替えの利くリソースとは考えずに、彼らの能力を高め、データを活用し、柔軟で迅速な会社であること。例えばGoogle、 StarbucksやWhole Foodsのようにビッグデータを活用し、顧客に奉仕し、そして得られた知見を用いて社員の能力をときはなす。

カルチャ: 記録プログラム成功の鍵
Meribeth Plenert

「記録と情報マネジメントの文化: 人間の問題に取り組む」は、情報文化とは何か、なぜ重要か、どのように組織の文化を分析するか、そしてその分析結果をどのように活用するかについて記述してある。

Up Front

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