Information Managment Magazine
July/August 2016

2016年7月/8月号のInformation Management Magazineの要約

本 号ではIT部門、法務部門と協力し、これらの部門に対する影響力を高め、レコードマネージメントプログラム(RIM)を強化するためのいく つかの実用的なアドバイスを提供する。これらの論文では、RIM専門家としてのあなたが、IT部門や法務部門と協同作業を行い、コンプライアンス能力を高め、情報 リスクを緩和することの出来る能力の重要性について記述している。

本誌の50周年を記念する50年、25年、そして10年前の「過去を振り返る」特集記事も続けています。ARMA、専門分野、そしてベンダー社会にどんな興味深い変遷が起きていたかをご覧ください。オンライ版のIMのみのボーナスコンテンツも忘れずにアクセスしてください。

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Departments
InFocus: 編集長からのメッセージ
Vicki Wiler
ITと法務部門との関係を強化し、あなたのRIMプログラムを強化してください。

Up Front:
会員の皆様とその所属企業にとって興味のあるニュース、トレンドと分析をお届けします。

Features:
フェロー・フォーラム・シリーズ
統合CMSソリューション: レコードマネージャとナレッジワーカーが協力すべき
Patricia C. Franks, Ph.D., IGP、CRM, CA、FAI
本稿はGartnerの2015年「エンタープライズ・コンテンツ・マネジメント」を例として用い、3つのECMシステムを紹介し、ナレッジワーカーのための統合システムの例を開設する。又、レコードマネージャがビジネスプロセスをサポート出来る貢献内容について紹介している。

社内法務部が情報リスクを緩和するための5つのステップ
H. Kirke Snyder, J.D., IGP
社 内法務部門は、ある場合には矛盾する情報マネジメントゴールを解決し、組織のコアミッションを達成し、リスクを予防又は緩和出来るIGプログラムに対する 役員の支援とリソースを確実にするために主要な情報ガバナンス関連部門と協力することが必要である。

最低限の駆動イベントを利用することでレコードリテンション要求を満足する
Tom Corey, J.D., CRM
記 録の処分を開始する前に実施しなければならないイベント駆動型の記録リテンション要求を満足することは難しい。それゆえ、多くの組織ではイベン ト駆動型から、処分時期を記録の作成時からの時間で計算する単純な時間ベースのリテンションスケジュールに置き換えられている。本稿はリテンションスケジュールで一 般的に使われている最低限の6つのトリガー事象を使うアプローチについて解説している。

Spotlights:
TechTrends Sub-feature

ソフトウエアアップデートは情報ガバナンス(IG)能力を低下させる
John T. Phillips, CRM, CDIA, FAI
IT 専門家の関与なしに、エンドユーザーにソフトウエアのダウンロードやソフトウエアのアップロードをさせている組織は、プライバシー、セキュリティ、IG違 反などソフトウエア運用に関する重大な結果を引き起す恐れがある。無秩序に行われたWindows 10アップグレードが引き起こした混乱は良い例である。

Management Wise Sub-feature
RIMプログラムの成功のための3つの変更管理の方法
Melissa G. Dederer, IGP, CRM, and Aaron Swan
プログラム、ソフトウエアアプリケーション又はプロセスの新規導入を行ったり、又は稼働中のいずれかのものを改訂することは、ユーザーがこれらの変更 を受け入れるか、イニシアチブが成功するかを決定する変更管理プロセスを実行するということである。本稿は(1)プログラムオーナー、役員、マネージャが このプログラムの必要性を理解し、支援するか、(2)ナレッジワーカーの関心事項を特定し組み込むことが出来るか、(3)従業員の行動を考慮することの 重要性、について議論している。

特別セクション: 50周年記念
50年、25年、そして10 年前を振り返る
50年、25年そして10年前にRIM分野で注目されたニュース、記事とその著者や広告を載せていた企業の名前などを紹介します。

書評
企業ライブラリアンと情報マネジメント入門

Melanie Sucha
企業情報専門家向けの簡潔な企業ライブラリアンに関する最新トピックスをカバーしているハンドブックである。企業内イントラネット、マーケッティング、 タクソノミー、ナレッジマネジメント、マーケット分析、エレクトロニックライセンシング、そしてエンドユーザートレーニングの実践をカバーしている。

書評
ハイブリッド情報環境で図書館、歴史と研究環境を変換する

Mary Broughall
デジタルは別のものか? これは世界中の専門家による情報サービスにおけるデジタル技術のインパクトについて議論したエッセイ集である。アナログからデジタル環境への移行に関連す る課題に焦点を当て、参加者たちはアナログ時代の実践がデジタル時代にも有効か、それとも変化しているか、などを議論している。

書評
可視化することは、より良いビジネス決定を行うための鍵
Robert Bailey, Ph.D., CRM
可視化組織、は「データのパワーを理解し」、「最新の、パワフルな、そしてインタラクティブなデータ可視化ツールをを日常的に活用し、より良い質問をし、究極的により良い決定を行う」知的従業員により構成される可視化組織になるための本である。

ボーナスコンテンツ
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欧州におけるエレクトロニックレコードリテンションに対する法的要求事項: 概要
William Saffady, Ph.D., FAI
電子記録リテンションに関するオーストリア、ベルギー、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、アイスランド、アイルランド、イタリア、リヒテン シュタイン、ルクセンブルグ、オランダ、ノールウエイ、ポルトガル、スペイン、スエーデン、スイス、と英国をカバーする欧州の規制要求の解説の抜粋である。 企業、会計、税制、法律、電子メール、就業、職場の健康と安全、そしてデータ保護要求と国境を超えた記録保存などを含む国別レポートに書かれている記録の タイプの内容を提供している。

標準的な人事記録分類
Teri Mark, CRM
「あなたのオフィスをオーガナイズする: 中小企業が記録を管理するためのサバイバルガイド」からの抜粋である。これはユーザー企業の独自の分類やカテゴリー名付けに応用することの出来る人材記録のカテゴリーの定義方法を提供する。

Additional Upfront
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